大腸ポリープ切除術に関する説明書・承諾書

     大腸ポリープ切除術に関する説明書・承諾書

1.目的:ポリープの切除(治療)と診断(病理診断)のために行います。

2.方法:原則として入院して行います(前日入院、2泊3日)。
  前日夜に下剤を服用し、当日朝5時より洗腸剤(ムーベン)2gを飲みます。病棟で  止血剤の入った点滴を開始し、1階の内視鏡室に車椅子で移動します。
  検査台に横になり、腸の動きを抑える薬(心臓の病気、緑内障、前立腺肥大の方は申  し出てください)を注射し、お腹に電気メスの電気の逃げ道となるシールを貼ります  。
  血圧計を腕に巻き、一定間隔で自動的に血圧が測定されます。

  大腸内視鏡を盲腸まで挿入し、切除が必要だと判断したポリープにワイヤーをかけ、  通電して切除します。
  切除の際、痛みは感じませんのでご安心ください。切除するポリープの数や大きさに  もよりますが、手術時間は20分から30分程度です。
  この間、家族は内視鏡室前で待機します。出血予防のため、電気メスで熱凝固したり  、クリップで縫縮を行うことがあります。終了後は本人と家族に切除したポリープに  ついて説明いたします。
  その後、病棟の看護師と車椅子で病棟に戻ります。術後2時間はベッド上で安静です  。その後は水分の摂取、トイレ歩行が可能となり、食事は夕方から開始します。
  切除されたポリープは病理検査を行い、その結果は退院後に外来で説明します。

   切除予定のポリープ

3.合併症:
  ・出血:治療の際に出血がなくても、終了後に出血することがあります(1〜2l前   後の頻度)。
   ちり紙に少量つく程度の出血は様子を見ることができますが、トイレの水が赤くな   るような出血では止血術が必要になります(内視鏡的止血術、稀に外科手術)。

  ・穿孔:非常に低い確率(0.1l以下)ですが、切除により腸管に穿孔を来すことが   あります。その場合、内視鏡的に縫縮する場合と緊急手術になる場合があります。

  ・腸管熱傷による局所腹膜炎:稀に電気メスによる局所の熱傷によって局所腹膜炎を   起こすことがあります。この場合は、約1週間の入院の上絶食、補液、抗生剤投与   を行います。

 本院では、患者さんの診療を行うにあたって、患者さんの権利を守り、しかも安心して診療が受けられるように努力しております。手術や検査にあたり、担当医師がその内容などについて十分説明し、患者さんからの同意を得たうえで、診療を行いたいと考えております。
 今回の手術や検査について、担当医師からの説明をお聞きになり、あなたが十分に納得されてから承諾書の所定欄に署名をされ、担当医師にお渡しください。
なお、実施直前までにご意思を撤回された場合でも、以後の診療について不利益をこうむることはありません。


 私は、この度の内視鏡的大腸ポリープ切除術・内視鏡的大腸粘膜切除術に関する説明を受け、診療上必要なものであることを理解し、その実施を承諾しました。
また、実施中に緊急の処置を行う必要性が生じた場合には、適宜処置されることも併せて承諾しました。


平成○○年○○月○○日

患者氏名
患者住所
代理人氏名
(患者との続柄     )


○△□病院院長 殿

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